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音楽サイトのナタリーにあがったジュノのインタビューです
今年4月に念願の東京ドーム2DAYS公演を成功に収めるなど、日本でも大活躍中の2PM。そのメンバーであり、歌とダンスの実力に定評のあるJUNHOが、グループ初の日本ソロデビューを果たす。
全曲の作詞作曲を自ら手がけた1stソロミニアルバム「キミの声」は、夏らしい清涼感たっぷりのナンバーから美しいバラード、挑発的な大人のR&Bまで、それぞれの楽曲の個性が際立つ1枚。JUNHOの表現力豊かなボーカルも、さまざまな角度から堪能できる。「僕自身を表す1枚になった」と語る今作について、彼の作曲論なども交えながらたっぷり語ってもらった。
ソロデビューは、すごく気分がよかった(笑)
──2PMから初の日本ソロデビューとなるわけですが、以前からその願望はあったんですか?
そうですね。ただ、2PMやそれ以外の活動もあったので、できるだけ早くというよりはタイミングが大切だなと思っていました。
──そんな中、今回のデビューはどういう経緯で決まったんですか?
直接のきっかけは、事務所のほうから提案をいただいて。「これはそのタイミングが来たのかな?」ということで、喜んで挑戦することにしました。
──JUNHOさんといえば、グループ内でも高い歌唱力と表現力に定評があります。だから私、この話を最初に聞いたときに「どんな作品になるんだろう!?」ってすごく期待しちゃったんです。
アハハハ(笑)。ありがとうございます! 僕も決まったときはすごく気分がよかったです(笑)。でも決まってしばらくは、(情報解禁の都合上)ファンの皆さんに発表できなくて。この半年くらい、言いたいけど言えない……という感じで、ムズムズしながら準備を進めてました(笑)。
──ということは、今年4月の東京ドーム公演時にはもう決まっていたんですか?
そういうことになりますね。あのときも実はすごく言いたかったです(笑)。
作曲は自分が思うままに、感性を信じて
──デビューミニアルバム「キミの声」は、全曲をJUNHOさんが作詞作曲。2PMでもご自身がソングライティングを手がけた曲を発表されていますが、そもそも曲作りを始めたのはいつだったんですか?
本格的な作曲というわけではないんですけど、最初になんとなくキーボードを叩きながら作ってみたのは練習生(※所属事務所の研究生)の頃でした。だから2006~7年頃ですね。もともと音楽が好きだったので、あくまで趣味の一貫として……という感じですけど。でもいずれはこうしてキーボードを使いながら、本格的な曲を作ってみたいと思っていました。
──基本、曲作りはキーボードを使うんですか?
MIDIが付いたキーボードです。だから僕自身が鍵盤を弾くというより、そこに入っているスケールにコードを加えたり、アレンジを付けながら曲を完成させていくというイメージです。
──特に今回の曲作りに関しては、何か意識したことはありましたか? 例えば、“日本で発表する作品”という点についてとか。
いや、それは特になかったです。基本は自分の思うままに、感性を信じて作っていきました。ただ歌詞が日本語になるので、こういうメロディに日本語のフレーズはうまく乗るかな?というのは多少気を遣いましたね。
──日本語の歌詞はどのように書いていったんですか?
大体は僕が韓国語で大枠を書いて、それを日本の作詞家さんに翻訳してもらいました。でも、タイトル曲「キミの声」のサビのように、最初から僕が日本語で作った部分もあります。
“キミの声”はファンの皆さんの声
──「キミの声」は、今作で最初にできた曲でもあるそうですね。どんなきっかけで生まれたんですか?
今言ったように、あるときパッと「キミの声」というサビが日本語で浮かんで、そこを軸に楽曲を広げていこうと思いました。メロディは、まず歌詞の大枠を固めてからそのフィーリングに合うものを作っていきました。
──“キミの声”って、具体的にJUNHOさんにとってどういうものなんですか?
この言葉が出てきたとき、一番に思い浮かんだのはファンの皆さんのことだったんです。だから、この歌の“キミ”はファンのことを表しています。でも、自分の愛する人の声として置き換えてもらってもいいし、純粋に恋愛の歌として聴いてもらってもいいのかなって。
──では、作詞中はずっとファンのことを思いながら?
「キミの声」と「Like a star」はそうですね。ほかの曲に関しては、ある意味、一般的な愛の歌で、特に対象を決めずに書きました。でもどの曲も「こういう人に聴いてほしい」という決まりを作っているわけではないので、それぞれの感じ方でいろんな楽しみ方をしてもらえたらと思います。
──「キミの声」のメロディは、サビが2段階になっていているのが印象的でした。
ありがとうございます。実はこれ、もともとは今のと違うサビだったんです。でも、そこに何か足せないかな?という意見を僕が出して、もっと楽しく、さらに盛り上がる今の完成形になりました。
──実際、ライブでもかなり盛り上がりそうですよね。
盛り上がってもらえるとうれしいです!
──あと間奏にはラップのようなブロックもあって、曲中の効果的なスパイスになっています。これもJUNHOさんのアイデアですか?
そうですね。ただ聴いてるぶんにはいいんですけど、パフォーマンスと組み合わせたときの視覚的な目線で見ると、この間奏は少し味気ないものになってしまうのかなって。歌はもちろん、僕の得意分野であるダンスにも重点を置きたかったので、こうしてそれが生きるポイントも作ってみました。とてもビート感のある間奏になったので、ダンスにも注目してほしいですね。
ヒットメーカー、ホン・ジサンとの関係
──「キミの声」のビデオクリップも拝見しましたが、これは韓国で撮影されたそうですね。
はい。基本的にはさわやかな感じで、ダンスシーンは僕の「夕日に照らされた橋の上で踊りたい」という意見を採用していただきました。ストーリー部分は、自分も彼女もお互いの夢に向かってがんばっているけど、忙しくてなかなか会えない。だからこそ電話で声を聴くと幸せになるし、会いたくなって……ついには彼女のもとへ駆け付けるという内容です。
──個人的には、ラストシーンがすごくよかったです。
僕もお気に入りです(笑)。バックの風景もすごくきれいなんですよ。
──ところで、今回のアルバムのほとんどは2PMのヒット曲も多く手がけるJYP(2PMの所属事務所)のヒットメーカー、ホン・ジサンさんとの共作ですね。作業はいかがでしたか?
彼のいる事務所の作業部屋に、僕は普段からよく遊びに行くんです。特に用がなくても、ホンさんがそこでピアノを弾き始めると僕がメロディに乗せて歌ったり、遊び感覚で曲を作ったり……。だから今回も「よし、作ろう!」という真面目な感じではなく、いつものやり取りの延長線上で曲ができていったんです。
──ホンさんはビジネスパートナーでもありながら、同時に心を許せるお兄さんのような存在なのでしょうか。
僕個人からすると、ホンさんは音楽についてのいろいろなことを教えてくれる方。プライベートでも練習生時代から親しくさせていただいていて、例えば僕が夜中に作業部屋を訪ねて、じっくり音楽の話をしたこともあります。
表現の可能性は無限に広がっている
──「キミの声」以外の楽曲は、どんな作品を揃えていこうと思いましたか?
コンセプトを一言で言うなら、「僕自身」ですね。自分が今どんなことを思っていて、何をファンの皆さんに伝えたいのか? ということを盛り込みました。例えば「愛情」がテーマの曲なら、そこに自分の思いを溶かし込んで表現したという感じです。
──ということは、自分の恋愛観も入っていたり?
いや、そこは僕自身の恋愛スタイルというより、恋をするとこういう気分になるんじゃないかな? というのを想像して書いた部分が多いです。「I love you」という曲がわりとそうですね。
──「I love you」は、“向日葵”がキーワードとして登場する甘酸っぱい歌詞が素敵でした。
これは好きな子が太陽、自分が向日葵という目線で、「いつも君のことを見てるよ」という気持ちを書いています。お互いにまだ相手の気持ちがはっきりわからないけど、今まさに恋が始まっていく……というドキドキ感もあるし、ちょっとくすぐったい気持ちにもなる曲です。
──こちらも後半にラップがあり、その声色がとてもスイートでしたね。
ラップで意識したのは、リラックスして、誰かに話すように歌うということ。僕に横でささやかれているような感覚で聴いてもらえるといいなと思います(笑)。
──あとは「目を閉じて」や「Heartbreaker」といった、少しアダルトな楽曲も耳に留まりました。こういうセクシーな男の一面も、またいいですね(笑)。
「目を閉じて」はタイトル通り、目を閉じて聴いてほしいという気持ちで作っていて。やっぱり恋をするとこういうシチュエーションもあるんじゃないかと……。
──ただ、この官能的な表現はファンがドキドキするんじゃないでしょうか?
そうだといいですね(笑)。僕の中でも、こういった世界観はソロならではだと思うので、楽しんでほしいです。
──レコーディングでは、どんなことを意識しました?
「目を閉じて」はファルセットの部分があるんですけど、そこはスタッフさんに聴かれるのがちょっと恥ずかしかったんです。だからホンさんだけ残ってもらって、「他の人はお願いだから出て行って!」って(笑)。自分でもなぜだかわからないけど、妙に恥ずかしかったんです。
──今後も、こういう大人な曲に挑戦したいという気持ちはありますか?
今回は“今の自分”というものを表現したんですけど、年齢を重ねるとともに自分の表現したい音楽も変わっていくと思うんです。だから、具体的にこういう曲を……というのは言えないけど、そのときどきの僕が自然と表現されていくんじゃないかなって。そこが音楽の面白いところだし、今後の表現の可能性は無限に広がってるんじゃないかと思います。
ライブでは、ありのままの僕と、僕の音楽を感じてほしい
──ところで、今作は楽曲以外にもジャケット写真やPV、ダンスに至るまでJUNHOさんのオールプロデュースですね。まさか、ここまで自分でやられるとは思わなかったので、大変驚きました。
歌に関しては、自分が歌うものは自分で作りたいという気持ちが根本にあって。ジャケットやビデオクリップは当初はそこまで考えてなかったんですが、「自分で作った歌をステージでどう表現するか?」ということをスタッフさんと考えていくうちに自分なりの意見がどんどん出てきて、それも伝えるようになり、当初の予定以上の作業にも僕が加わることになったんです。それで、結果的に今回は僕の全面プロデュースということになりました。
──とても充実した制作期間を過ごされたと思うのですが、改めて振り返っていかがですか?
いろいろな活動と並行しながらの制作だったので、正直、大変だなーと思ったこともありました(笑)。でも、そんな過密スケジュールの中でも楽しいと思える時間をたくさん持てたことがよかったなって。完成した作品もすごく気に入ってます。
──そして、インタビュー時はまだスタート前ですが、今作を引っさげた1stソロツアーも決定しています。緊張はしますか?
まだ全然してないです(笑)。僕はたぶん、ステージに上がる直前に緊張するタイプだと思うんですよ。今はむしろ、あまり実感が湧かないという感じですね(笑)。
──会場は、最終日の東京国際フォーラムAを除いてすべて全国のZepp系列。このクラスの会場を選んだのも、JUNHOさん自身ですか?
そうですね。やっぱりファンの皆さんと近くで触れ合いたいと思ったし、2PMが最初に日本でツアーをしたのもZeppだったので。実はそのときから「いつかソロでZeppツアーができるといいな」という夢を抱いていたので、今回それが実現するのはとてもうれしいです。
──ステージへの意気込みはありますか?
アルバムと同じように、ありのままの僕と、僕の音楽を皆さんに感じていただきたいです。すべてが自分で作詞作曲した楽曲で構成されるので、自然とそういうステージになるような気はしていますが……。とにかく僕をより身近に感じてほしいですね。
──たった1人のMCは心配ですか?
正直心配ですね。だから今、一生懸命勉強してます!(笑) でも、そのときどきの自分の伝えたいことを、より集中して落ち着いて言えるんじゃないかな? とも考えています。
──期待しています! メンバーもきっと観に来てくれるでしょうしね。
時間ができたら来てくれると思います。その反応を聞くのも楽しみです!(笑)
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